過敏性腸症候群(IBS)…やっと見つけた漢方薬!医師2人が知らなかった、桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)。

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運営K
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メンバーTさんが長年わずらわされている腹痛、『過敏性腸症候群』について書いてくれます。

メンバーT
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はい。娘1人のシングルマザー、メンバーTです。私は学生の頃からずっと過敏性腸症候群で、常にお腹に違和感がありました。シクシク痛かったり、時にはすごく痛くなる時があり、気休めやおまじない程度にしか効きませんが毎日のようになにかしらお腹の薬をのんでいました。この年になってやっと自分に合う薬をみつけたので、それを書こうと思います。

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過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は大腸に腫瘍や炎症など症状の原因となるような病気がないにも関わらず、おなかの調子が悪く痛みが続いたり、便秘や下痢などの症状が数ヵ月以上にわたって続く消化管の機能障害の疾患。排便することで楽になる腹痛と、下痢や便秘などの便通異常が主な症状である。ストレスが症状を悪化させる要因の1つと考えられている。過敏性腸症候群は症状によって4つの型に分けられ、「便秘型」「下痢型」、下痢と便秘が同じような頻度で起きる「混合型」、「分類不能型」のタイプがある。症状が重症な場合、通勤電車に乗れないなど日常生活に支障を来す場合もある。
https://doctorsfile.jp/medication/40/ ドクターズファイル引用
原因や症状や治療など、詳しいことは上記URLドクターズファイルを読むと良く分かると思います。

私は、混合型だったのですが、年を取るにつれて下痢になる方が多くなったので下痢型になっていったようです。最近では下痢型に加え、たまに「分類不能型」の中のガス型というのになっていた気がします。ガスが溜まってお腹がパンパンに張ってかなり痛い腹痛を起こします。トイレでお腹を押しながら、なかなか出ないガスを出すと少し楽になったりしますが、お腹を押すと激痛が走る時もありました。そんな時は仕事ができない程ではないので、 市販薬のガスピタンビフェルミンぽっこり整腸チュアブル(昔はなかった薬だと思うので、ガス型になったのが昔でなくて良かったです。)を飲み、時々トイレに行き少しでもガスを出し、ひたすら耐えながら1日を過ごす感じでした。

学生の頃飲んでた薬…正露丸

学生の頃は学校に行く前に、ほぼ毎日正露丸を飲んでいた気がします。正露丸を飲むと安心するのか、お腹の痛みも落ち着き、学校に行くことが出来たのです。正露丸のおかげか、この時期は学校で下痢になることもめったになく、無事1日を過ごせていたと思います。正露丸は腹痛の定番の薬なので、色々な製薬会社から出ていますが、どれでも似たようなものだと思います。写真は大幸薬品株式会社の正露丸です。

社会人になっても正露丸。たまに赤玉を飲んでみることも。

この時期も正露丸を手放せないでいましたが、友人から赤玉が腹痛に効くと聞き、赤玉も試してみたりしました。しかし、正露丸の効き目とあまり変わりがないような気がして、学生の頃から飲み慣れているせいか結局正露丸に戻っていた気がします。赤玉も定番のお腹の薬なので、正露丸と同じように色々な製薬会社からでています。値段等で選ぶとよいと思います。写真は第一三共ヘルスケアの赤玉です。この時期には薬を飲んでいても、たまに会社で下痢を引き起こし、恥ずかしいのでなるべく人のこないトイレに行くということが何回もあった気がします。

数年後からは、正露丸からビオフェルミンに。

ある時、人から正露丸はあまり良くない。ビオフェルミンだったら体に悪くないから常用しても問題ないという話しを聞き、それを信じてしまってから今更感はあったものの、ビオフェルミンに切り替えました。あまりにもひどい下痢の時は正露丸を飲む時がありましたが、毎日のように飲む薬はビオフェルミンになったのです。正露丸の時もそうだったのですが、この時期になるともう、ビオフェルミンも正露丸も効いているのか効いていないのかいまいち分からない感じでした。ただ、飲まないよりは、飲んでいた方が安心でき、いくらか違っている気がしたので、飲んでいました。

離婚後あたりでは、ポリフルに。

ビオフェルミンを常用していましたが、離婚後数年たった頃、腸の調子が本当に悪く、下痢ばっかりで、会社でもよく下痢になり辛い思いをしていました。いつも胃薬とビオフェルミンを処方してくれる医者にもっと効く薬はないか相談したところ、『ポリフル』という過敏性腸症候群用の薬があるので、それを試してみましょう。ということになりました。この薬は、下痢の時は水分を吸い取ってくれて、便秘の時は水分を吸い取らないというお腹の水分を調整してくれるような薬だと説明されました。そして、しばらくこの薬を飲んでいました。しかし、下痢症はあまり改善されていませんでした。
そして、結局、あのビオフェルミンは体に悪くないという言葉を信じていたので、またビオフェルミンに戻っていました。
今までと同じように、飲んでも効かないけど、飲まないよりは良いという感じでした。
そして、あまりにも下痢がひどい時は何日も立て続けに市販薬の『ストッパ下痢止め』を飲むこともありました。 写真は、(女性用のですが、普通の男女兼用のも飲んでいました。) なので、いい加減この過敏性腸症候群が嫌になり、困っていました。

漢方薬との出会い。

ある時、友人と話をしていて、お腹の調子が相変わらず悪くて、しょっちゅう『ストッパ下痢止め』を飲んでるという話しをしました。その友人も昔から下痢症で、その体質に悩まされていたのです。そしたら、その友人から漢方薬が良いと勧められました。「下痢止めなんてのむのは体に悪い。体が出そうとしているのを無理矢理止めているんだから、体に悪いに決まってる!漢方薬にしな!」と言われました。その友人も漢方薬を飲んで体質が変わったとか。
そして、家に帰って、友人に漢方薬の何を飲んでるか聞くの忘れたなーと思いましたが、友人と症状が違うかもしれないし、自分に合ったのを見つけなければ意味がないので自分で調べた方が良いと思い調べました。
すると、私にぴったりな漢方薬があったのです!

漢方薬~桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)~

桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)という漢方薬の説明に 体を温めて緊張をほぐす過敏性腸症候群の代表的な処方。虚弱体質で、腹部膨満感があり、ふだんから胃腸が弱い人の下痢や便秘などに用いられる薬です。 過敏性腸症候群の下痢や便秘に用いられることがあります。どちらかというと下痢型に特に有効です。 という ことが書かれていました。
https://www.tsumura.co.jp/kampo/list/detail/060.html 漢方のツムラ引用
こんなに私の症状にぴったりの漢方薬があるなんて知りませんでした。医者に処方してもらおう!と思いました。
そもそも今まで色々な医師に診てもらいましたが、漢方薬を勧める医者はいませんでした。日本の医師はあまり漢方薬には詳しくないのかもしれないなーと思いました。

このころは、腸はいつも調子が悪いので時々検査をしていましたが、胃の検査をしていないなーと思い、実は胃が悪いのかもしれないと思い、初めての胃カメラの検査を予約していたので、総合病院にかかっていました。総合病院の内科医に、「私は過敏性腸症候群なので、 桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)を処方して下さい。 過敏性腸症候群に良い漢方薬みたいです。」とお願いしました。すると、「そんな漢方薬きいたことがない。」と言って、お手持ちの本で調べ、「別に過敏性腸症候群の薬ってわけではないようですが、過敏性腸症候群には、『イリボー』という薬があるけど、それはどうか?」と言われました。『イリボー』?試したことがない薬でした。しかし、友人の漢方薬が良いという言葉と、調べた時に自分の症状にぴったりだと思ったのとで、桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)を試してみたいと思っていたので、「桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)を処方して下さい」とお願いしました。
「希望なら処方してあげますよ」と渋々というほどではないですが、受け入れてくれました。
そうして、ツムラ60番の桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)を飲み始めました。
すると、徐々にですがなんだかひどい下痢になることが減っているような気がしてきました。ガスが溜まってお腹が張ることも少なくなってきたような気がしました。1か月位たつと、やはり症状が改善されている気がしました。

桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)がなくなってきたので、総合病院にいちいち処方してもらいに行くのが面倒なので、地元の町医者に処方してもらおうと、受診しました。
すると、その医者も桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)を知りませんでした。
「過敏性腸症候群には、漢方薬だったら、ツムラ43番の六君子湯(リックンシトウ)を処方したことはあるけど、 桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ) は知らなかったなー。先生も過敏性腸症候群なんだけど、へー、先生も 桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ) を試してみよー。」とか言っていました。
ちなみに、その医者が言っていた六君子湯(リックンシトウ)を家に帰ってから調べてみると
「虚証」の人に使われる代表的な胃腸薬。食欲不振や胃もたれなど現代人の胃腸の不調に。
https://www.tsumura.co.jp/kampo/list/detail/043.html 漢方のツムラ引用
と、どちらかというと、胃に効きそうな感じなことが書かれていました。

おわりに

今ではだいぶ調子が良くなったので飲んだり飲まなかったりで、調子が悪くなると桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)を少し飲み続けるという感じです。なので、常に家に置いてあります。
長年わずらわされていた過敏性腸症候群の症状がこの漢方薬、桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)のおかげで、明らかに改善されています。皆さんも医者に処方されていた薬で効かない時は、漢方薬に目を向けてはいかがでしょうか?漢方薬を知らない医師が多いように感じますので、私のように、自分で自分の症状にあいそうな漢方薬を調べてみると良いかもしれませんね。

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